隣の席の山田は端から分かっていたことだが、身悶えするほど羨んだ。 芳ばしい香りが立ち上る鉄板を囲んで宴たけなわである。 川下りクルーズから全員無事に帰還し、後発隊も着衣を着替え興奮も ひとしきり鎮まったあたりで時計は12時10分前を指していた。 …
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