名曲アルバム

なぜかを問うのもヘンなはなしだが、東京電力のCM挿入曲にビリージョエルが使われている。彼は日本人が最も愛する外国人アーティストの1人であるとともに楽曲がCM起用されることの多いアーティストでもある。
思いつくかぎりでもこれまで『ストレンジャー』『素顔のままで』『オネスティ』『アップタウンガール』などなど、タイアップのヒットではなく、過去の大ヒットが数年経って書庫から紐解かれた曲である。ちなみに彼の最初のライブアルバムはタイトルを『ソングス・イン・ジ・アティック(屋根裏にしまっていた歌達)』でる。関係ないか。
ライブといえば彼は90年代以降、同胞のエルトンジョンとともにカップリングでワールドツアーを行って人気を博してきた。プレースタイルの違いはあれど同じインストゥルメントを操る二人は、共に日本でも世界中でも絶大な支持を得ている。
一方ビリーと同じアメリカではソウルの流れを汲んだ巨人スティービーワンダー、R&B界では先日他界し伝記映画も制作されたレ イチャールズなども世代の老若を問わず根強い人気がある。この二人は日本企業のCMで安っぽい使われ方をして、ちょっとがっかりさせた経緯があるのも見逃せない。
あまり知られていない節もあるが前述の彼らと同じカテゴライズされていい白人のブルースプレイヤーとしてレオンラッセルがいる。桑田佳祐もリスペクトする彼の代表曲「ア・ソング・フォー・ユー」は多くのアーティストにカバーされている名曲である。
こういった流れを日本のアーティストでくくると…ぴったり合致する人がなかなか思い浮かばないが大江千里小田和正槇原敬之でははばかりがあるか。あとKAN。ここで坂本龍一とか小室哲也といわないのがミソ。
最後になったが冒頭の東京電力のCM挿入曲のタイトルが、この記事のキーワードである。
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